陶芸窯の種類について

陶芸窯の種類について

子どもから大人まで、幅広い世代で楽しめる陶芸。
日常を忘れ、仕事などで疲れた心身をリラックスできるとして、近年人気が高まっています。
最近、生活にメリハリがないと感じている方は、新しい趣味として陶芸を始めてみませんか?

陶器と磁器の違い

陶芸には、酸化焼成と還元焼成の2種類の焼き方があり、どちらかを選んで焼き上げていきます。
酸化焼成は窯の中に酸素が十分にあり、完全燃焼させながら焼き上げる方法です。
これとは反対に、不完全燃焼の状態で焼き上げる方法が還元焼成となります。

酸化焼成で焼き上げた作品は黄色、または淡い茶色になり、還元焼成だと淡い青色の作品へと仕上がります。
このように、同じデザインの作品であっても、焼き方によって雰囲気が変わってくるのが陶芸の魅力なのです。

         

窯

窯の種類

陶芸を楽しむには、様々な道具が必要となります。
その中で、窯は欠かせない存在です。
窯には大きく分けて、薪窯・電気窯・灯油窯・ガス窯の4つがあります。

【薪窯】

陶芸の伝統的な窯で、薪を燃やして火を起こします。 数日から数週間、窯と格闘することになりますが、自然釉の独特な味わいが作品に現れます。 薪の準備や設置場所など、条件が多いこともあり、プロの陶芸家が主に使用しています。

【電気窯】

その名の通り、電気で焼き上げる窯です。 家庭用の100Vコンセントでの使用も可能です。 音や臭いもなく、設置場所を選びません。 他の窯と比較すると、少し費用が掛かりますが操作方法が簡単なので、初心者でも安心して使用できるというメリットがあります。

【灯油窯】

他の窯と比べて、炎の回りに均一性がないですが、趣のある作品に仕上がる窯として人気があります。 どちらかと言えば、還元焼成が得意な窯で、最近のものには黒煙の発生を抑える機能が付いており、家庭で導入している方が増えています。

【ガス窯】

プロパンガスと都市ガスの2タイプがある、ガスを燃料とした窯です。 酸化焼成と還元焼成どちらの焼き方も可能であり、比較的に焼き上がりが均一になるといった特徴があります。 こちらも黒煙などが出にくいことから、一般家庭でも使用されています。

陶芸は、自然から取れた土を材料にして、毎日使うお茶碗などの食器類や、お部屋を暖かな光が包むランプ、可愛らしい置物などのインテリアグッズと、様々にオリジナリティ溢れる作品を作ることができます。

陶芸教室の師楽には、相模原市や青葉台などからも多くの方が陶芸体験に訪れております。 ぜひお気軽にご参加ください。(師楽トップページはこちらから)