陶芸は、人類の最古のテクノロジーでした。

粘土で成形して高温で焼成すること

陶芸の言葉から陶芸を考える(陶芸の始まり)
陶芸(とうげい)とは、粘土を成形して高温で焼成することにより陶磁器などをつくる技術のこと。焼きものとも呼ばれる。生業として陶芸を行う者を陶工もしくは陶芸家と呼ぶ。
焼きものは施釉しない土器と、施釉した陶磁器(陶器と磁器)とに大別されるが、この区分には地域や文化によりばらつきがあり、また中国では土器と陶器を区別しない。日本では多くの産地が存在して 陶器・磁器 両方の文化があります。陶芸とは 工芸の中の一つとして考えられています。
造形方法には手びねり、型を用いて土の形を整える方法、轆轤(ろくろ)の上に置き手足や機械で回しながら両手で皿や壷などの形を作っていく方法などがある。焼き方には、窯を用いない「野焼き」や、七輪を用いる「七輪陶芸」などという手法もある。土の種類やこね方、釉、そして焼く温度など、様々な要素が作品に貢献する。したがって、世界中にいろいろな技法が存在する。陶芸の手法は あまりにも 多く陶芸家でも全ての手法を知り尽くしている方は少ない。師楽陶芸教室では、出来るだけ多くの陶芸の知識を学ぶ事が出来るように、しています。

古代では陶芸が最先端の物でしたが 時代が変わると陶芸の技術も更に進み 陶芸に関する考え方も変わりました。
 

陶芸-炎
陶芸-土器

陶芸は人類の最も古いテクノロジーおよび芸術形式のうちの1つであり、今日もなお主要な産業であり続けている。考古学者たちのよる定義では、人形などの器ではないものや、轆轤によって作られたのではないものは、同様の過程で、恐らくは同じ人々によって作られたセラミックス製品であっても陶芸品に含めない傾向がある。
陶磁器の出現

粘土は容易に成形できる性質があるので、古くから各国で粘土を使って陶磁器が作られてきました(陶芸)。

 陶磁器の起源は数千年前、エジプト、メソポタミアあるいは中国に人類の文化が芽生えた頃にさかのぼると言われています。
当時、すでに粘土で壷や建築用のタイル、れんがが作られていました。
それ以来、陶磁器はギリシア、ローマ、ペルシア、あるいは中国において文明の盛衰と歩みをともにし、それぞれの時代の特色ある技術を生みながら今日に至っています。

 日本の陶磁器は、中国、朝鮮半島の影響を受けて発達しましたが、17世紀以降は習得した技術を基礎として、日本独自の作風がつくり出されました。

 19世紀後半から西洋の科学技術が積極的に取り入れられて、製造の科学的研究が進み、製造技術が発達して、今日では世界で陶磁器産業の最も盛んな国になりました。そのために 日本には 多くの有名産地が存在しています。

陶芸の始まりとしての日本 ・縄文式土器からの始まり
粘土の輪を積み上げ、表面から縄などでつなぎ目を圧着しましたが、その縄文が装飾的効果を上げて、縄文土器の名が付けられました。

 初期の土器は深鉢型で安定性は悪いが、食べ物を煮炊きする場合の熱効率は良い。
焼成は600度前後でかぶせ焼きで行われました。後期になると貯蔵用の土器は上部に立体的装飾を持ち、素朴で、力強さを感じさせるが、煮沸用土器は飾りも少なく粗雑なものとなっています。神奈川県でも相模原市でこの縄文式土器が多く出土しています。陶芸とは 土を 熱により焼き固めたもので現在では1300度~1400度と言う高温 で焼くことも出来るまでに なりました。陶芸といっても作る物に、よって使われる用途が大きく変わります。はじめは 物を入れるものとして作られ始めました。(師楽トップページはこちらから)