美術館

五島美術館

五島美術館は、1960年4月18日に私立の美術館として、上野毛に開館しました。 美術館設立の構想は、東京急行電鉄株式会社の元会長・五島慶太(1882-1959)によるものです。慶太翁は半生をかけて古写経をはじめとする貴重な美術品の数々を蒐集しました。 自らの所蔵品を広く公開するという慶太翁の宿願で五島美術館が設立されました。この美術館設立を機に、大東急記念文庫が五島美術館の建物内に移転しました。
毎回展示品の変わる展覧会が年間6~7回程度開催されています。展示品は展覧会毎に替わり、春と秋に開催する名品展では、各分野の代表作品が紹介されています。 展覧会毎に講演会やギャラリートークも随時開催されています。さらに二つの「友の会」では、美術講座、「茶の友会」向けの春季・秋季茶会なども開催されています。
top_open
【住所】 〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25 【お問い合わせ】 展覧会のご案内 TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)/03-3703-0661(テープ案内) 【アクセス】 東急・大井町線(各駅停車)「上野毛(かみのげ)駅」下車徒歩5分 ※お車でのご来館が必要な方以外は、公共交通機関をご利用ください。 【入館料】 入館料(特別展は別途) 一般1,000円/高・大学生700円/中学生以下無料 ・団体20名以上1人800円 ・障害者手帳をお持ちの方、ならびに介助者の方1名は割引料金 ・入園のみ(展覧会をご覧にならない場合)は1人300円(中学生以下無料) 【開館時間・休館日】 開館日:午前10時~午後5時(入館は30分前まで) 休館日:月曜日・展示替期間・夏期整備期間・年末年始 ※ただし月曜日が祝日の場合、翌火曜日
五島美術館収蔵品
収蔵品の紹介 五島美術館の所蔵品は、創立者五島慶太が蒐集した日本と東洋の古美術品(明治期以前)をもとに構成されています。絵画、書跡、茶道具、陶磁器、古鏡、刀剣、文房具など多岐にわたり、分野別に展示した展覧会が開催されています。 奈良時代の古写経に始まり、僧侶の書(墨跡)、国宝「源氏物語絵巻」をはじめとする高梨仁三郎氏のコレクション、守屋孝蔵氏の古鏡コレクション。福井貞憲氏旧蔵の刀剣や、五島家旧蔵の近代日本画、宇野雪村氏旧蔵の文房具類など貴重なコレクション 現在の所蔵品総数は国宝5件、重要文化財50件を含む約5000件にのぼります。 大東急記念文庫 大東急記念文庫の所蔵品は、「久原文庫」と「井上文庫」を中心としています。 久原文庫は、国書、漢籍、仏書、古文書・芸術資料の幅広い分野の資料を約2万点。 井上文庫は、医者・国学者の井上通泰博士旧蔵の懐紙、書帖、短冊等の歌学資料で、本居宣長、香川景樹等、主に国学者の作品約80点です。 これらに随時購入した貴重書を併せ、総数は国宝3点、重要文化財32点を含む約2万5千点。国内外のさまざまな分野の研究者に広く利用されています。
名称未設定-1
建物 本館は、王朝貴族の建築様式である寝殿造の意匠を随所に取り入れた建物です。近代建築史における貴重な建造物として注目されています。昭和36年(1961)には第二回建築業協会賞を受賞しています。平成24年(2012)、開館当初の姿を可能な限り留めながら館内設備を刷新し、展示室を増設するなど大規模な改修を果たしました。 庭園 館内の見た後に、散策してみてはいかがでしょうか?敷地は約6000坪。「大日如来」や「六地蔵」などの石仏が点在し、「上野毛のコブシ」(東京都指定天然記念物)やツツジ、枝垂桜など、季節ごとに多彩な花を咲かせます。
五島美術館 公式HP

shiraku